ART-B.NET  >絵画教室案内、生徒作品・制作の過程と記録

千葉県、船橋市・津田沼・千葉市にある絵画教室西川クラスの紹介です。
また、各生徒さんの作品の制作過程の記録をとり、経過を共に研究しています。
時間があるときにちょこちょこコメントを載せてます。 不定期掲載なので 更新メール希望の方は、こちらからどうぞ。


2007-1213_01カジ・ギャスディンの模写。
今回は色や形ではなく、「呼吸している絵肌(マチエール)」に
こだわって描き進めました。
油絵の具で薄く塗った後、広い面積を布で叩くように絵肌を整えます。
乾燥させた後、微妙な色合いを加え、手早くできました。


2007-1213_02 20号。猫のいる中庭とシクラメンの関係はうまく行きそうですが、
背景がまだ決まってません。
ここは参考写真とそっくりに描こうと思わず、
自分なりに庭を構築してみましょう。

まず、木を植えます。
緑色ばかりなので、目立つよう赤で幹を描いてみましょう(色相対比)。
空や庭と比べて暗い木々なのですが、幹を一番暗い色で描いてみましょう(明暗対比)。
また、枝は根元から先に向かってゆっくり強弱をつけながら描くと、
一筆描きでもそれっぽく見えてきます。


2007-1213_03 土屋禮一の模写。あらかじめ赤や青などを強めに置き、
計画通り黒を乗せます。
黒はよく技法書ではタブー視されていますが、なんとなく影の色として使うのではなく、
しっかり色として使うと大変有効です。
黒はチューブの色ではなく、赤味、青味をそれぞれ加えています。
また、しっかり乗せる、がさがさと薄目に乗せる、
オイルをたっぷり使って乗せるなど、 工夫しています。
画面が大分引き締まってきました。本人もノリノリです。


2007-1213_05 水彩黒一色、濃淡での実験作品。
背景・黒のグラデーションが難しいと思いますが、よく頑張ってます。
とても美しいです。
今後、白い花や葉を描写するとき、いつもの通り影をつけ、
背景の黒と一様にならないよう、塗りすぎないようにしましょう。
輪郭線とほんのわずかな陰影をつけるくらいで十分です。


2007-1213_06 同様に水彩黒一色、濃淡での実験作品。
白と黒、グレーと3色(明暗対比)がきっちりと塗り分けられました。
今の段階では画面を均して大きな破綻なく、
ちょっと物足りないくらいでいいと思います。
次にアクセントとしてのメリハリをつけて仕上げとなります。


2007-1213_13 外国の風景。湖畔に映る家がきれいです。
前回は写真そっくりに描いたので、
今回は絵としてのおもしろさ、自分らしさを加えていきます。
細かい模様や描写ができる几帳面さを持つ方なので、
それを活かしてレンガ模様をいろんな色で塗り分けてみました。
お菓子の家のような、ファンタジックな画面です。

少し強めに色を入れましたが、後で均します。
家はいい感じになってきましたが、木々をどうするのか迷い中です。
木々も小さく分割して塗り分けると整合性がとれます。
今の段階では、家に比べて木の色が薄い(明暗・塗り、共に)ので、
塗り込んで行く必要がありますね。


2007-1213_14 クレーの模写です。
テストピースを何枚か作りました。
透明水彩メインで、暗部にはアクリル絵の具、
線タッチにカラーペン・色鉛筆などを併用して描き進める方針です。
まず全体のバランス。一通り塗ったら細部、そしてまた全体のバランス、と
何度かくり返していきましょう。
全体のバランスでは、きっちり塗りすぎて、
線の境界線に不要な絵の具だまりができないよう注意。



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