千葉県、船橋市・津田沼・千葉市にある絵画教室西川クラスの紹介です。
また、各生徒さんの作品の制作過程の記録をとり、経過を共に研究しています。
時間があるときにちょこちょこコメントを載せてます。 不定期掲載なので 更新メール希望の方は、こちらからどうぞ。
画面中心の道の消失点が見所の一つ。
遠近法で小さくなっている部分は、面積的には狭いのですが、
大変大きく変化している部分です。
道の境界線はあっさり描かず、
細かく横に横にとつながる面の結果できた線です。
狭くてもたくさんの情報が詰まってます。神経入れて少しずつ描きます。
後は大らかにゆったり描きましょう。
今回黒の上にまた赤や黄などの色をのせていきした。
赤が少し薄い(濃度)かな。
しっかり色を発色させるにはある程度の厚味が必要です。
大作が終わったので、息抜きに模写をします。
マチエールと色の研究も兼ねて、クレーの可愛い絵の模写を。
トレース後、線をもう一度なぞりましたが、
全部同じような太さの線では、表情がなく面白くもありませんでした。
抽象でも線には性質があります。
曲がる箇所、特に急激に曲がる箇所は、
運転での急カーブのように足を踏ん張ってギリギリな気持ちを入れてみましょう。
なだらかな箇所、真っ直ぐな箇所は、
高速道路の運転のようにすっ飛ばして軽快に行きましょう。
そんなことを考えながら、線を重ねてゆっくり描いていたら、
生き生きとした下絵になりました(^▽^)
前回、構成について話しました。
講師もうまく言葉で説明できなくてスンマセン。(^^;
「モチーフ配置の構図」は最初の意図から変化なしなのですが、
画面の中のそれぞれのモチーフの重さ、線や面の持つ方向性で
「画面の骨格(構成)」ががらっと変わってしまうという。
主題の見せ方とも関連していきます。
色彩構成、空間構成、構築、構造など、
より強い画面を作っていくための要素がいくつかあります。
絵なのに具体的に見えない要素、感じ取るしかないのですが、確かにあります。
分かる人が少ないので、分かれば大きな武器です。
言葉遊びに陥らないように注意しつつ、
過去の名画をたくさん見て、長期的に考えて行くといいと思います。
フィキサチーフで留めた後、淡彩。
ここで輪郭線に絵の具溜まりができ、色によって線が強調されると、
構成が変わってしまいますので注意。
今回、色はモチーフの説明ではなく(マフラーが緑だったとか)、
彩り・飾り・色気なので、別にマフラーの緑色が
髪やコートに入り込み、にじみ出し、混じっていっても良いわけで。
固有色を離れた色の遊びがあると、もっと色っぽく不思議な絵になったかもしれません。
自宅作業分。お仕事忙しいのに描いてくるところがスゴイです。
奥の格子がいいですね。天井ラインもおかしくないです。
廊下を曲がった壁の上と下、固有色ではあんな感じかもしれませんが、
どちらも暗部なのでもう少し明暗対比を抑えた方がいいですね。
この絵はラインがきれいなので、
壁部分はきちっと定規で引いたような真っ直ぐな線が欲しいかな。
前回、赤い幹に本人驚いていましたが、
その上に幹の固有色を乗せると、うまくまとまりますね。
さて、今回は水色の遠景をどうするかが問題でした。
海にしてポルトガル風景にしようとか、
講師は勝手にチャチャを入れてましたが、
現実的な自分の家の近辺にするか、ちょっと広がりを持って湖にするかで迷い、
山々と湖畔に決めました。
さて、湖畔の資料はないのですが、ここは想像で。遠景なので細部はいいんです。
それっぽければ。過去に見た景色を思い出して…。
見ないで描くのに抵抗もあるのか、最初はとまどっていましたが、
こうして見ると、とても奥行きがあり、湖畔のすがすがしい感じができてます。
後は明暗に気をつけて!
湖畔は明、林は暗、庭は明、猫は明、猫の影は暗、
シクラメンや建物の壁は暗です。
完成です。白い花は白く、黒い実は黒く、それぞれが美しい。
でもそれを活かしてるのは背景のグレーです。
背景が黒かったり白かったりの箇所がチラチラあると、
花の白も実の黒もつぶされてしまう。
前回、均しすぎなぐらい均したのですが、
換えってグレーの幅広い調子が見えてきました。
葉っぱの色を白・黒とどちらとも言えない色だったので、
葉っぱの影を意図的に暗くし、アクセントとしました。
見所がたくさんある絵になったと思います。
前回の抽象模写で、背景における色の配置などを垣間見ることができました。
今回はモチーフを絡めて、背景について考えていきたいと思います。
今回モチーフは白。しかも幾何形体。
形に対する弱点も克服していきましょう。
どういう背景色が入るか楽しみです。
格子模様の布が面白いです。
が、ワンコにもっとぐっと屹立感が欲しいですね。
こういうモチーフは存在感がまず第一、
それから立体感、というより地面から垂直に立ち上がってる形、動き、
モチーフ同士の空間感、などが見所となります。
そしてこれらのデッサン要素は、しつこいくらい丁寧に見て、
わずかな違い、だけど構造・構成的には大きな要素を
抑えていく必要があります。
…が、こういったデッサン要素よりも、デザイン要素を強くすることで、
最初からそっちを狙わずに、楽しい・意外性のある面白い画面を目指していくこともできます。
そっちの方が向いてるかな??
こういう存在・勉強要素が強い絵は、とりあえず鉛筆や単色で描く方が分かりやすいです。
クレーの模写。続き。
一通り塗った後、何をしたらいいのか分からなくなったら、
少し細かい所に目を向けます。
まだテストも兼ねてますので、中心を少しはずして描写してみましょう。
するとカラーペンは水で少し色が剥げてしまうことが分かりました。
なるべく絵の具で下地色、効かせ色まで作り、
飾りで線を上にちょこちょこっと描くのが良さそうです。
また、背景は黒一色と思ってましたが、より暗いライン、より赤いラインがはっきり見えてきました。
最終的に暗闇に封じ込めるのですが、
この段階ではメリハリつけてラインを描いておきましょう。
空を黄色にしたのですが、弱く、他とも同系色すぎて一向に効きません。
そこで思い切ってピンク紫系にしてみました。(講師が)
最初の朝日とはイメージが違ってしまいましたが、画面的にはきれいかな。
朝日って何色なんでしょうね。オレンジ?
黄色が使いづらいのは、黄色を塗るとそれで充分感が強くて、
色の変更も含め、それ以上色が乗せられないからです。
ここで一度ピンクをはさみ、もっと空の色にもこだわることにしましょう。
明暗構成は、
・家(明部)、壁(明部の中の暗部)、
・木(暗部)、木の明るい色(暗部の中の明部)
…となっていることに注目。
こっちは絵の構造・基礎、大事です。
悩む時はこっちで悩もう。
色面分割方法やタッチなどは、所詮模様。
こちらは楽しみながら自由にバンバンやっても絵は崩れませんよ。
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